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常盤響の週刊ニューエロス。016


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ニューエロス 第16号

2013.4.6

責任編集、全撮影 常盤響

表紙モデル 椿ヨーコ

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▼目次

・Girls Like You archives #007  藤井まりお

・ニューコラム 016 「宝島 1982年11月号」

・Voice from レコ部「Nik Pascal / Magnetic Web」 ・お知らせ、編集後記


Girls Like You archives #007

第7回 モデル:藤井まりお 2012年1月19日撮影 藤井まりおさんはGLYの撮影の前に他のグラビアで撮影したことがありました。 身長もあるし、迫力のあるスタイルで熟れ熟れの色っぽさと、コケティッシュなかわいらしさのある魅力的なモデルさんです。


藤井まりおofficial blog http://ameblo.jp/mario-f-0509/

ニューコラム 016

「宝島 1982年11月号」

コラムのネタを探して本棚やレコード棚を物色。大好きな写真集や思い入れのある書籍など、サラリと書くには少しヘビーな気がして躊躇しながらウロウロ。引越しをしてまだあけてなかったダンボールをあけると、中には小振りな雑誌が入っていた。とりあえず、1番上にあった雑誌『宝島』の1982年11月号を持ってデスクへ戻った。

1982年の秋の本なので、当時僕は16歳という事になる。杉並にある高校に川崎の実家から通っていた。溝ノ口という駅から高校のある西武線の下井草まで、二子玉川、渋谷、原宿、新宿、高田馬場と寄り道する場所がありすぎて、なかなか学校や家にたどり着かないような日々を送っていたはずだ。 表紙は一風堂の土屋昌巳で、7月に発売したカネボウのCMソング「すみれセプテンバーラブ」が大ヒット中。今ちょっと調べてみたら10月6日にザ・ベストテン初登場、10月21日に1位を獲得ということなので、まさにタイムリーな表紙だったのでしょう。裏表紙はFUJIカセットテープの広告。表2・表3は共にコロムビアレコードの広告で、表2はRIP RIG+PANICのI AM COLD、表3は新たに立ち上がった45回転12インチのレーベルShan-Shanの広告だった。 巻頭カラーは東京ファッション症候群(シンドローム)というタイトルで原宿MAYA族、最近亡くなられた山崎眞行さんのガレッジパラダイス、レッドシューズで撮影されたスポイル、ツバキハウス日曜日のヘヴィメタナイト、新宿ロフトでのEDPSライブでの客、クールランニングスの面々。 創刊時からのコラム集のスタイルだったVOWからいくつか抜粋する。野々村文宏さんのコラムでは、ブレードランナーのファンクラブに入ろうという話。ブラックキャッツがアメリカでツアーをして、ゴーゴーズの前座をしてきたという同行取材。中野のPLAN-Bで行われたアヴァンポップというイベントで、山崎晴美(タコ)が行った自殺未遂ライブで着ていた血染めのTシャツプレゼントなど。 コンサート情報から、この時期日本で来日ツアーをしていたのはレインボー、ラヴァーボーイ、クイーン、ピエールバルー、ホール&オーツ、スティービー・ワンダー、ジャパン、アイアン・メイデンとなかなか豪華ですね。確かジャパンのサンプラザには行ったような気がします。ロングインタビューは2本で椎名誠と土屋昌巳。 センターのモノクロのグラフページは、「ロックNOW」というタイトルで注目されるロックバンドを写真とインタビューで紹介。登場したのはルーズターズ、フリクション、ゼルダ、町田町蔵、朴保&切狂言。そんな感じでページをめくっていると興味深いものを見つけた。

当時宝島を発行していたJICC出版の関連会社、現代新社から創刊される『Boom』という少年向け雑誌の広告が載っている。この雑誌、ボムやダンクなどのアイドル雑誌ブームが来そうな事を察知して創刊されたものなんだけど、サブカル色というか、後の1986年頃の宝島の方向性を予見する様な雑誌だった。僕も創刊3号あたりから関わるようになるんだけど、この時点ではそんな事思いもよらずにこの広告を見ていたのだろう。 創刊号の特集は松本伊代で、伊代ちゃんが腕を組んでいる象や背景のイラストレーションは伊藤桂司さんが書いている。藤原新也の後に早見優、中森明菜、巻上公一っていう並びが今見てもスゴイと思う。今度『Boom』が出てきたらその辺の話を色々書きたいと思う。 『Boom』広告の隣ページから始まるのが、奥平イラプレゼンツのアンクロメディアクラブ。当時ニューウェーブなマンガやイラストで人気があった、奥平イラさん責任編集のニューウェーブなページ。奥平イラさんのイラストは、今年の1月に発売された電気グルーヴのシングル『Missing Beatz』のジャケにもなっているので、わかる人はわかるんじゃないかな?アンクロメディアクラブ内に「戸川純の人生相談」やスージィ甘金さんのコラムなども。 あとは漫画が何本か。湯村輝彦さんの「THE TAKO」、渡辺和博さんの今なら掲載してくれないかもしれないような「熊猫収容所」、泉昌之さんの「アパート」他。 高杉弾さん企画構成の異常犯罪に関する考察ページや、野々村文宏さんによる第二回特撮大会のレポート、"ビョーキ"というキーワードの考察ページ、リニューアルした女子高生による「ANO ANO」など。興味深いページが続き、最後はスターリンの遠藤みちろうさん寄稿の「死にたくない!!」。他にも細々としたコラムやレポートが満載で、今見てもかなり読み応えのある一冊。 この頃は毎月の様に新しい流行が生まれ、めまぐるしく日々が過ぎていった様な印象だったのだけれど、僕だけの感覚ではなくて多分世の中がそんな感じだったのだろうと、宝島の誌面からも感じられる。 というわけで、今号のニューコラムは宝島1982年11月号を眺めながら思い出した事を書いてみました。それではまた来週。

voice from レコ部。


Nik Pascal / Magnetic Web 1968年に1枚だけアルバムを発表したLollipop Shoppeの元メンバーだと言われるニック・パスカル。 Lollipop Shoppeはそのバブルガム的なバンド名とは裏腹に、アシッドで青臭いサウンドを聞かせたポートランドのガレージサイケグループ。 ニック・パスカルは70年にBuddaからHEADという電子音楽アルバムを発表。 その後、彼自身のレーベルと思われるNarco Recordから5枚のアルバムをリリースしている。 1973年発表のMagnetic Webは4枚目のアルバム。全編、ARP2600とMOOGによるトリッピーな電子音に溢れている。 自身の作と言われる魅力的なジャケットのアートワークも素晴らしい。

Nik Pascal / Magnetic Web https://www.youtube.com/watch?v=G-4uTVFBA7w Nik Pascal / Edge Of The Unknown https://www.youtube.com/watch?v=MCr7iI2UkX4 MODEL:若林美保 編集後記 ここ最近、なんか気持ちがあがったりさがったりなんだかあまり調子良くない。と思っていたら、天気がよくて暖かい日は気持ちが上がり、天気が悪く寒い日は気持ちが下がってるだけだった。単純! --------------------------------------- ニューエロス 第16号

2013年4月6日発行

責任編集、全撮影 常盤響

協力 東川昌弘 ---------------------------------------

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