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ニューエロス 第157号 2015.12.19 責任編集、全撮影 常盤響 表紙モデル 渡辺紗優
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▼目次 ・new eros pictrial #101 north wind. model : 渡辺紗優 ・ニューコラム #142「今週のこと。12月12日から12月18日」 ・大野ケイスケの0721文 「3年目の浮気」 ・The Girl Who Always Smokes. 今週の煙草を吸う女。 model : 中野未穂 ・次号予告と今後のラインナップ ・お知らせ、編集後記
new eros pictrial #101 north wind. モデル:渡辺紗優
ニューコラム #142
「今週のこと。12月12日から12月18日」
12月12日(土曜日) 日中部屋で作業。夜、ニューエロスの配信をしてから、スーパーに肉を買いに行ってビフテキを焼いた。
↑ビフテキうまく焼けた。
12月13日(日曜日) 10時過ぎに家を出て車で小郡へ。小郡市陸上競技場で福岡Jアンクラス 対 横浜FCシーガルズとの試合。なでしこリーグ2部とチャレンジリーグ(3部)との入れ替え戦2戦目。小雨降る寒い日だったんだけど、アンクラスのサポーターが熱心に詰め掛けていて、今期一番のお客さんだったような気も。ナベさん、アキラくんと観戦したのだけど、結果は残念ながら敗戦。来年はチャレンジリーグになってしまうけれど、変わらず応援するので、早くまた上のリーグに上がっていってほしいな。帰りに空港のそばでうどん食べて天神で解散。車で自宅に帰っている途中に、久留米に旅行に来ていた真希さんから電話。天神に引き返して、真希さんが到着するまでSTEREOでお茶。合流してponteで飲んで(俺はノンアルだけど)締めに久しぶりの「おん」でラーメン。真希さんを車で久留米まで送って行った。なので、筑後方面に1日2回行ったという不思議な日だった。
↑来季も応援に行きます!
12月14日(月曜日) 夜、福岡LOVE FM 常盤響のニューレコードの収録。クリスマスソングの特集を収録。この日の放送は、ソフトロックと伊東きよ子の特集。帰りにカツ丼を食べて帰宅。帰宅後、翌日からの東京の準備。データを作ったり、プリントをしたり。
Transit Radio Monday 常盤響のニューレコード
福岡 Love FM 毎週月曜日20時〜21時30分
http://lovefm.co.jp/topics/more/413
12月14日放送分セットリスト。
オープニングの1曲
・MASOCHISMO / CYNTHIA SCOTT
1979年から1980年にかけてヒットした女性歌手 ・私のハートはストップモーション / 桑江知子 ・唇よ、熱く君を語れ / 渡辺真知子 ・ポーラー・スター / 八神純子
ゴーゴー・ニューレコード
特集:ソフトロック
・I WANNA BE WITH YOU / ETERNITY’S CHILDREN
https://youtu.be/zLo_qNM582I
1968年、カナダのみでリリースされた2NDアルバム "TIMELESS"に収録。
・FLYING UP THROUGH THE SKY / OXFORDS https://youtu.be/349NslZdJTM ケンタッキー州ルイスヴィル出身のガレージバンド。1970年の唯一のアルバムから。
・MINE FOREVER MORE / COLLAGE https://youtu.be/Ut8zqZ_kgmo プロデューサー、マイケル・Z・ゴードンによる覆面グループ、コラージュの1971年発売の唯一のアルバムから。この曲はオマハのローカルグループTHE CHEVRONSが1968年にリリースしたシングル曲でアレンジはほぼ一緒。
・MISSING YOU / POPCORN BLIZZARD
・GOOD, GOOD DAY / POPCORN BLIZZARD
https://youtu.be/_CiGqe0rhrU
1967年結成。元々はMeat Loaf Soulというバンド名だった。その名の通り、俳優のMeat Loafが結成したバンド。1968年に発表された唯一のアルバムから。
・SAVE YOUR SORROW / THE CHILDREN OF PRAGUE
https://youtu.be/Y3fEZKEs2-M
"The Jungle Book" や "It's a Small World"、etc の作者 Richard と Robert の Sherman 兄弟とその父 Al のソングブックアルバムから。歌っているのはSalt Water TuffyのRod McBrien。
・CALL ME / THE ACCENTS 1970年の2NDアルバムから。ローカル盤としてリリースされた1stアルバムにもほぼ同じアレンジの Call Meが収録されている。
・TALK IT OVER IN THE MORNING / SHILOH MORNING
インディアナポリスのローカルバンド、1974年唯一のアルバムから。数ある同曲のカバーの中でもピカイチの出来。
・LOVE SO FINE / THE CHARADE
https://youtu.be/TxRisoY18V4
オーストラリアのグループによるロジャー・ニコルスのカバー。1969年の唯一のアルバムから。曲が短いのがもったいない素晴らしいアレンジ。
日本のニューレコード
伊東きよ子のアルバムから。
僕の大好きな伊東きよ子。1969年の「きよ子と愛とメルヘンと」1970年の「23時の女」2枚のアルバムからチョイスしました。
・5時から10時までの私 / 伊東きよ子
http://www.nicovideo.jp/watch/sm21021591
レコ部ではおなじみの一曲。こんな感じの語りとお長くのレコードを作りたい。
作詞山上路夫、作曲村井邦彦。
・愛のかけら / 伊東きよ子
大ヒット、花と小父さんのB面曲だが、アルバム「きよ子と愛とメルヘンと」収録の別バージョンで。
・狂女 / 伊東きよ子
http://www.nicovideo.jp/watch/sm4699128
J.A.シーザー作曲。
・悲しみの中で / 伊東きよ子
http://www.nicovideo.jp/watch/nm13528089
G線上のアリアに日本語詞をつけたもの。
・見知らぬ世界 / 伊東きよ子
http://www.nicovideo.jp/watch/nm13510490
1968年の4枚目のシングル曲。
エンディングの1曲
・TO PUT UP WITH YOU / GUY AND DAVID
12月15日(火曜日)
夕方、福岡空港から成田経由で東京へ。西新宿の部屋には夜遅くに到着。翌日の撮影のために、洗濯や掃除を深夜まで。
12月16日(水曜日) 昼から撮影。 夜、渋谷の祐介くんの事務所で撮影の打ち合わせ。その後、ナマコちゃんを誘って銀座へ。タイのソイ・トンローにあるファラン(白人)向けバーの人気店「アイアン・フェアリーズ」の支店がオープンして、そのレセプション・パーティーへ。フランスのエレクトログループ JUL & COの演奏を聴きながらお酒をたくさんいただきました。小腹が減ったので、インド料理を食べて帰宅。
↑昼間の撮影。ちゃんと現像するのが楽しみ。
↑アイアン・フェアリーズの内装。 The Iron Fairies https://www.facebook.com/ironfairiesjapan/?fref=ts http://www.theironfairies.com
↑Jul & Co。ラウンジ・エスノ・エレクトロって感じ。面白かった。
http://julandco.com
https://youtu.be/ENUQJ4NhnlU
12月17日(木曜日) 午前中から撮影。夕方、渋谷でサイさんと打ち合わせ。来春の企画など諸々。その後、サイさんと一緒に花魁へ。久々に会った川村由紀さん、ナマコちゃんで軽く食べながら。途中、太田ちゃんとyun*chiさんも加わって賑やかに。深夜、フラフラとアマランスへ。アマランスで谷田一郎さん、佐藤理さん、佐々木享さんと合流&混沌。明け方、享さんと連れ立って帰る。
↑午前中からいろんなパターンの撮影でした。
12月18日(金曜日)
夕方、新宿でSTAR WARS ep7 鑑賞。大満足。
深夜、オルガンバーでZ!!!!!!!。
今年最後というか、来年1月からZ!!!!!!!は名前が変わって((((((((A))))))))になるのです。久々に会う顔、いつもの顔、初めましての顔。とても楽しかった。翌日朝から撮影なので、終演後、渡辺くんを誘って早々にタクシーで帰宅。
大野ケイスケの0721文
「3年目の浮気」
小学校3年生の時だ。朝の会の歌が「3年目の浮気」だった週があった。ヒロシ&キーボーによるこの曲は、夫の浮気にまつわる夫婦の痴話喧嘩を歌ったもので、当時(82年)大ヒットした。僕の3年2組は「朝の会の歌は月曜の学級会で決める」というルールがあり、それまでは歌集に載っている楽曲から多数決を経て決定していたが、誰かが「3年目の浮気」を提案したところ、圧倒的多数で決まってしまった。決めたものの児童側の一部に戸惑いがあり、無論先生は難色を示した。だがルールはルールだという声が上がり、正式に決定。二学期初めのまだ汗ばむ陽気に包まれた朝のクラスに、ヒロシパートを男子、キーボーパートを女子というデュエットが響いたのだった。テレビから頻繁に流れてくるヒット曲を学校という規律と常識が最優先される場で歌う背徳感と児童が運営する学級会で決定したある種の勝利感で当初は興奮高まったが、徐々に全員熱が下がり、楽曲の持つ猥雑性を持て余すようになってしまった。それも当然である。「浮気」というマインドを理解するには程遠い小3なのだから。この歌の世界に「大人の男女が抱える何か」を感じ取って俄然興味を覚えはしたが、体験には至らぬわけで、勢い歌ってはみたものの、歌い込んで味わうには濃過ぎて不味いだけだったのだ。しかしこの時代、そんな「エロの要素」が子供にも触れることのできる範囲で漂っていた。特に音楽、歌謡曲の世界においてエロは大事な要素であり、空気を醸成していた。いずれ知ることになるであろうエロの真相への架け橋的な役割を担っていたようにも思う。いつからかエロはエロとして生きることを命じられ、隔絶した世界を作るようになり、闇が深くなっていった。エロにもっと光を。
大野ケイスケ 放送作家、ライター。「ミュージックフェア」「weekend Hips」「深夜喫茶スジガネーゼ」「ユミパン」「SMAPパワースプラッシュ」「髭まかせ」「マイ・クレイジーケンバンド」「巨乳王子」など。
The Girl Who Always Smokes.
今週の煙草を吸う女。
model : 中野未穂
編集後記
昨日はイベント明けでほぼ寝ないで撮影→会合とバタバタしてしまい、ニューエロスの更新ができませんでした。というわけで1日遅れの配信です。今、まだ東京なのですが、明日福岡に帰ります。年末年始は福岡でひとりぼんやり過ごすつもりです。どこかでレコ部ができたらいいのだけれど。
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ニューエロス 第157号 2015年12月19日発行 責任編集、アートディレクション、撮影 常盤響 -----------------------------------------------------------------
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